生涯独身だった伯母が孤独死したことをきっかけに
35歳で独身の自分を振り返る女性の話。
ちょくちょくデッサンが狂ったり
妙に汚い絵になったりとマンガとして雑な部分はあるが、
ひとり身の女性が感じるいろいろな不安が
生々しく語られていて説得力がある。
面倒に感じて楽観的になる場面と
ふと自分を客観視して深刻になる場面とが
コロコロ変わる部分がリアルで共感しやすく、
シビアな視点を持った後輩男性の指摘も鋭くて参考になる。
厳しい話ばかりで後味はあまりよくないし、
同じ境遇の人は追い詰められる感覚になるだろうが、
人生設計を考えるきっかけになるマンガ。