思うように商品が売れず
常に困窮状態にあるセールスマンが
なんとか貧乏生活を抜け出そうとする話。
主人公の必死の努力は認めるが、
いろいろな人に迷惑をかける状況は感情移入しにくいし、
物語の大半がくすぶっている状態なので
観ていてカタルシスを感じる部分がない。
実在の人物を題材にしているせいで仕方がないのかもしれないが、
映画としては起伏がなさすぎてひたすら退屈。
主人公の能力も伝わってこないし、
ただわがままで無茶をしているようにしか思えない。
テンポも悪く、観ていて疲れるだけの作品。