寿司職人としてフィンランドに移住し、
慣れない土地での生活や飲食店での仕事について
まとめたコミックエッセイ。
北欧の雰囲気や雑貨に憧れる人は多いが、
実際に移住して働きながら生活している人の
生の声が聴ける資料としては貴重。
ただし、文章による説明が多くて動きが少ない作風なので
マンガというより絵日記に近い読み心地。
ただ、大部分がレストランでの仕事の話なので
アメリカなどで働く場合と似たような話しか出てこず、
フィンランドらしい内容はほとんど読み取れなかった。
慣れない土地で努力を続ける作者の人柄は好感が持てるので
フィンランドよりも作者目当てで読むべきエッセイ。