砂漠化してしまった世界で
大魔王の息子が泉を探しに行く話。
主人公が悪魔の息子ということで
そこを中心にしたストーリーかと思いきや、
徐々に明らかになる世界観こそ本作の醍醐味で
正義感の強い保安官のセリフから
どんどん全体像が見えてくる流れが面白い。
コミカルなやり取りと勧善懲悪の気持ちよさなど、
娯楽として楽しめるようしっかりした造り。
いろいろな勢力が絡み合う割に整理されていて
非常に読みやすいのはさすが。
「ドラゴンボール」の初期の頃のような
ワクワクさせる雰囲気が楽しめる良作。