定期的に人を殺したくなる男性を描いたもの。
シリアルキラーが次々と殺人を犯していく様子と
本人しか理解できない主義主張が合わさった独特の恐怖感、
彼の内面で繰り返される問答は個性的だが、
映画としては淡々としていてあまり面白くない。
見どころのある部分もあるのだが、
この内容で２時間30分を超えるのは厳しく、
強迫性障害を持つ殺人犯が表現された２番目の殺人と
弱者に対する残虐性が前面に出ている３番目の殺人が
本作のピークだったように思う。
サイコパス特有の意味不明な言動はリアルだったが、
ホラーというよりアートの領域で
全体的にテンポも悪く、あまり楽しむことができなかった。
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