幼児と同程度の知能しか持たない女性が
いろいろな人と出会っていく話。
非常識であらゆる欲望に正直な主人公が
沸き立つ好奇心に身を任せて
危なっかしい状況に飛び込んでいく展開で、
1人の女性の壮大な冒険譚と言える内容。
SFとファンタジーと恋愛とコメディを
混ぜたようなかなり独特の世界観に加えて
性描写にもグロテスクな表現にも容赦のない作風だが、
先が読めない展開の連続に目が離せない。
割とクセのある場面が多いので
ある程度の映画好きに限られるだろうが、
非常に壮大で見応えを感じる意欲作だった。