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じゃりン子チエ<映画版>

大阪の下町でホルモン屋を営む小学5年生の少女が
ケンカっ早くてギャンブル好きの父親に悩まされながら
たくましく生きていく日々を描いた話。


テレビアニメの放送よりも前に公開された劇場版で、
原作マンガの序盤のエピソードをもとに
主要なキャラクターや世界観が
ひと通り味わえるようにうまくまとめられている。


博打と暴力に明け暮れる粗暴な父親は
現代の感覚から見ると笑えないかもしれないが、
本作の一番の特徴でもあるので
コメディと割り切って観て欲しい。


店を切り盛りしながらチエのたくましい生き様や
家を出て行った母親を慕う気持ち、
アントニオと小鉄の因縁の対決など
楽しくて微笑ましくて泣ける場面が
非常にバランスよく詰まっている。


自然な大阪弁と良質なアニメーションで
各キャラクターが生き生きとしており、
本作を知らない人にもその魅力が堪能できる良作。


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