巨大な刑務所と化したマンハッタン島に不時着した
大統領を救出するためにひとりで潜入する男の話。
荒廃した近未来のアメリカを描いた1981年の作品で、
ニューヨークの象徴的な存在であるマンハッタン島を壁で囲んで
凶悪な囚人たちを閉じ込めているという世界観は面白いが、
全体的に地味すぎて白熱できる要素がない。
敵地に潜入するところまではともかく、
それ以降は名前が知れ渡っている割に
主人公の実力を感じる場面がないし、
課せられた任務についても
行き当たりばったりでうまくいたように見える。
人気ゲームの「メタルギア」シリーズに登場する
主人公スネークの元ネタになったという作品だが、
映画としてあえて今観るほどの魅力はなかった。