彗星の落下による地球滅亡が迫る世界と、
いいようにイジメられるばかりの気弱な男と、
旅行中に船に取り残されてしまった女子高生と、
売れないパンクバンドの話を個別に描いた作品。
時代も登場人物も異なるエピソードが最後の最後で
綺麗に関連し合う筋書きが素晴らしい。
個々のエピソードが面白いし、
それぞれのキャラクターが魅力的なのも良い。
パンクバンドに関する流れが中盤で中だるみするのが残念だが、
音楽もキャスティングも演出も良く、適度なユーモアが効いていて楽しい。
よく練られたデキのいい映画を味わいたい人にオススメ。