新旧さまざまなゲームを設置するゲームセンターで、
悪役を務めるのに嫌気がさした主人公が別のゲームへと入り込むCGアニメ。
映像のクオリティは高いのはもちろんだが、
8ビット時代を感じさせる2Dゲームのキャラクターが
3Dで描かれているときにも「独特の2D感」を漂わせているのが素晴らしい。
いろいろなゲームのキャラクターや設定が流用されており、
ファミコンからスーパーファミコンにかけての
レトロゲームを知っているとニヤリとできる。
ひとつの作品にいろいろなエピソードがつまっていて
それらが主人公を軸に非常に綺麗にまとまっている脚本も見事。
キャラクターの活かし方が素晴らしく、
バラバラの世界観なのに全員が活き活きと動く。
作中のゲーム名である「シュガー・ラッシュ」というタイトルは
作品全体の魅力を表していなくてイマイチだが、
映画としては完成度が高く、多くの人に観て欲しい作品。オススメ。
【関連作品のレビュー】
シュガー・ラッシュ:オンライン