一般的な収入しかない会社員に、投資による資産運用を勧める本。
引きのあるタイトルだが、中身が非常に薄っぺらくて残念。
3分の1を株式会社の仕組みの説明に費やしてしまっているため、
それらが必要ない人やすでに理解している人には無駄なページが続く。
頻繁に持ち出される例え話もイマイチで
全体的に説明の下手さが目につく。
途中のコラムだけ唐突に横書きのレイアウトになるのも謎だし、
後半の投資信託の羅列もあまり意味がない。
結局のところ株式投資や投資信託の基本を説明しているだけであり、
それなら「毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術」の方が良書だ。
「資産運用に無関心な人が読む本」もぜひ読んで欲しい。
どうせ読むなら適切な入門書をオススメする。