人間の活動量をたくさん計測することで
新たにわかってきた人間の行動学について解説した本。
ウェアラブルセンサーの話ではなく、
センサーによって今まで不透明だった行動原理が
明らかになった、という話。
自分の意思で行動していたと思っていた人々が
実は決められたパターンに当てはまるという話や、
今まで関係があると思われていた要素以上に
一見、無関係な物事が人間の行動に影響していた、という実証が面白い。
また、仕事を進める上で成果が上がるのがどういう状態かを定義し、
そのためにどういった変化をすべきかを考察する、という第4章も面白かった。
内容の面白さに波があるのだが、
たまらなくグッとくる考察に興奮する瞬間がある。理系の人にオススメ。