映画「スター・ウォーズ」シリーズの７番目の作品で、
最後に公開されたエピソード３から10年ぶりの新作。
時系列としてはエピソード６の続きとなり、
姿を消したルーク・スカイウォーカーの居場所を巡って
帝国軍とレジスタンスが衝突する話。
全６作としてすでに完璧な完成度だったシリーズに
突如として新たに追加されることになったエピソードだが、
その期待に十分応えてくれる素晴らしいデキだった。
主人公や仲間も一新され、
以前のシリーズをきっちり覚えているようなコアなファンでなくても
単独のエピソードとして十分楽しめる造り。
それでいて旧作での印象深い場面や設定を踏襲した見せ場が用意されており、
そのあたりのバランスが絶妙だった。
新旧の対比をより楽しむならエピソード４～６を復習しておくといいだろう。
映像に関しては最新技術で支えられているものの、
場面切り替えなどにはあえて旧シリーズからの古臭い演出が引き継がれていて
そこがむしろ「スター・ウォーズらしさ」を感じさせてくれる。
新３部作の１作目ではあるもののキレのいいラストで
尾を引きすぎないのも良かった。
SFの世界観を押し付けがましく見せるのではなく、
敵味方を絡めた人間臭いエピソードと
メリハリのあるアクションできっちり楽しませてくれる傑作。オススメ。
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