異国に占領された北海道を舞台に、
少年ふたりが巨大な塔へ向けて飛行機を飛ばす話。
風景や空などの描写は美しいものの、
人物に関しては幼稚なタッチな上、声優の質も低い。
新海誠作品の特徴ともいえるボソボソとつぶやく主人公は
どうにも鬱陶しいばかりで魅力を感じない。
説明下手でわかりにくい世界設定も難があるが、
主人公とヒロインが実は世界の行く末を握っているという
あまりにも無茶な展開が受け付けなかった。
結局、主人公たちが勝手な判断で好き勝手に行動し、
世界規模の影響を及ぼすというむちゃくちゃな作品。