童貞のまま中年になってしまった男性がどういうものかを
実在する人物をもとにマンガで描いたもの。
紹介されている人物はどれも社交性に問題があったり、
性格がひねくれていたりして極端なように思えるが、
確かにこういう人は世の中に存在する。
誰しも身の回りで見かけた経験があるはずだ。
ただ、それが童貞ということと関係があるかというと疑問で、
童貞であろうがなかろうが、
この本に出てくるような言動や生き様の男性はいると思う。
どの男性もひたすら嫌悪感を感じるような
悪意に満ちた描かれ方をしており、
本書によって中年童貞のイメージはより悪くなるだろう。
マンガとしては読みやすいし、豊富なエピソードが含まれているので
怖いもの見たさで楽しむことはできる。あくまで割り切って読める人向け。