民泊用に部屋を借りて不労所得を狙ったものの、
赤字ざんまいで苦労した実状をまとめた本。
一般家庭用の部屋を旅行者などに貸して宿泊料をもらう「民泊」を
投資手段として運用しようとした実録だが、
物件を維持するためのバカにならないコストと
急な撤退を強いられるリスクがあることがよくわかる。
複数物件の具体的な収支が記載されているため、
自分がチャレンジするときの反省材料になるだろう。
筆者の場合、管理や清掃などを外注した部分が
かなりのコストになっていることがわかるので、
そのあたりを削減できれば改善につながりそうだ。
民泊が話題になり、投資のチャンスと考える人は珍しくないだろうが、
そういう人を冷静にさせるだけのインパクトがある本。