その名の通り、自殺に関する話がズラズラと書かれた物騒な本。
興味本位で読んでみるにはいいが、自殺願望がある人が読むと
自殺がとても大変で面倒で割に合わないことがよくわかる本でもある。
第1章となる部分はイマイチで、これが本の半分を占めるが
内容としては生命保険に関することがほとんどで
保険の下りるケース、下りないケースや具体的な額などが
実例を挙げながら紹介されている。
また、死亡した場合にかかる経費のようなものや
遺族がもらう年金に関しても細かく載っている。
ただ、それは話としては面白いものではなく
どちらかというと制度や規約の勉強にしかならない。
話のネタとして面白いのは第2部となる部分だ。
薬物や飛び降り、首吊りなど自殺の種類別に
その手間と経費、確実性などを細かく説明している。
実例も多々挙げられており、手軽で確実に死ねる方法がなかなかないこともわかる。