生命保険やガン保険、学資保険などを確率とコストの面から考察した本。
多くの人が盲目的に加入している保険だが、
負担する費用と、それに対するリターンを冷静に分析すると
たいていの場合、普通に貯蓄する方が得をする、という結論が面白い。
ある程度、資産運用について勉強したことがある人なら
得か損かを数学的に考えてみる感覚があるだろうが、
そうでない人も本書を読むと保険の必要性を振り返るきっかけになる。
「オススメする保険はお金がもらいにくい保険」という発想も興味深く、
一生で使う経費を下げる意味でも読んでおくと
今までと違った方向からの判断ができるようになる。