孤島の屋敷に集まった10人の男女が次々と死んでいく話。
アガサ・クリスティーの原作小説にかなり忠実な造りな上、
登場人物が有名な日本人俳優ばかりで整理しやすくなった。
テンポも非常によく、ストーリーを知らない人が
本作を味わう入門用としても最適。
ただ、刑事が登場する後半になってからは最悪で、
捜査の様子をダラダラと映す蛇足ぶりがひどい。
最後の1人が死ぬ間際の
鮮やかなクライマックスが台無しになってしまった。
それさえなければ屈指のデキだっただけに、残念で仕方がない。
【関連作品のレビュー】
And Then There Were None(原作小説)
そして誰もいなくなった(2015年ドラマ版)