データで示された事実でありながら
倫理的な問題や世間体から
表立って言いにくいことをまとめたもの。
「知能の低さは子供に遺伝する」
「男性の方が犯罪を犯しやすい」
「一夫多妻と一夫一妻はどちらが得か」など
差別や偏見につながりそうな内容ながら
これまでの実験データとして示されたことを挙げていく。
単に実験の結果を提示するだけでなく、
生物学や経済学の観点からその行動原理を予測する流れは面白い。
本書を読んだからといって
子育てや生き方を投げやりに考える必要はないが、
ひとつの知識として知っておくと参考になるだろう。