ソフトバンクグループを率いる孫正義のもとで発揮された
問題を数値化して解決するやり方を解説したもの。
データをうまく切り分けて、問題がどこにあるのか、
効果を上げるには何から取り掛かるべきかを見抜く手法を
さまざまな事例を通して紹介していく。
やり方そのものは単純ながら問題発見までの早さに優れ、
効果的な改善ができる強い説得力を感じる。
また、いろいろな分析方法が紹介されており、
それを通して課題が浮き出てくる様子が面白い。
後半には業務戦略やビジネスで成功するための視点なども語られている。
管理側の立場でなくても課題発見やデータ分析の意識は必要なはずで、
そういった視点を身に付けるために有益な本。
ビジネスマンとしてより成長するため考え方が詰まっている。
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