ある団地で起こった多数の変死から事件が始まる。
大友克洋が代表作である「AKIRA」の直前に公開した作品で、
「AKIRA」で出てくる超能力の表現がここでも随所に描かれていて、
効果線がほとんどない静止画風のコマながら
映画的な動きや雰囲気が伝わる独特のマンガ。
壊れた破片や建物などの描き込みはさすがで、
徐々に規模の大きくなる展開に合わせてテンションが上がる。
1冊たっぷり使って団地内での戦いが行われ、
これだけでも短時間アニメが作れそうな内容。
これに興味が持てるなら、アニメではなく原作版「AKIRA」をぜひ。