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きみのことすきなんだ

月刊誌「りぼん」に掲載された谷川史子の作品。
種類としては少女マンガだが、読みやすくて性別問わず楽しめる内容。
この作者の2冊目の単行本らしいが、
谷川史子作品の中でもっとも好きな1冊。

●きみのことすきなんだ
魚屋の息子が魚嫌いの女の子を好きになってしまった話。
短編ながら非常に綺麗なテンポでまとまっていて、切なくもホッとできる。
シリアスな場面でも小さな文字で入っているつぶやきが楽しい。

●乙女のテーマ
女子高生3人仲間のうち、2人の恋愛エピソードが入っている。
2人の話はまったく別物で、
1人目の話が終わったところから2人目の話が始まる。
3人のキャラクターが魅力的で、男らしいところが良い。

●騎士(ナイト)のマーチ
直前の「乙女のテーマ」の続編で、
前作で語られなかった残り1人の女子高生を主役とした恋愛話。
お金持ちでファザコンという圧倒的に近寄りがたい存在だからこそ
独特の切なさが感じられる。

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