天使と悪魔

天使と悪魔

一躍大ヒットとなった「ダ・ヴィンチ・コード」の続編で、
次期教皇の候補者４人が拉致され、脅迫を受ける話。

前作同様にわずかなヒントから
数学的・宗教的に謎を解いていくのかと思いきや、
謎解きに関してはほとんど面白味がない。

ヴァチカン付近の地理の知識なども必要なのかもしれないが
単純に市内をオリエンテーリングしているに過ぎず、
「謎を解いているんだ」という実感も湧かない。内容も薄い。
そういった部分を期待して視聴するとイマイチに感じるだろう。

主人公たちが追う犯人に関しても実行犯が少なすぎる印象で、
あの人数の誘拐と殺害計画をわずかな時間差で実行していくのは
あまりにも非現実な気がする。
せめて人数か時間がもう少し豊富に必要なはず。

２時間20分と割と長めの作品だが
面白く感じたのは終盤の40分で
このあたりから一気に勢いがつき、
ある程度のどんでん返しが展開されるので魅力がある。

ただ、そのためにそれまでの長時間を
我慢する価値があるかと言われると厳しい。
もっとテンポのいい面白い映画が他にたくさんある。

【関連作品のレビュー】
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