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ダ・ヴィンチ・コード

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美術館での殺人事件を発端として、様々な暗号に出会いながら
あるものを探していく教授と暗号解読官の話。
ベストセラーとなった原作小説は既読。

タイトルの「ダ・ヴィンチ・コード」とはレオナルド・ダ・ヴィンチにまつわる
暗号(コード)から来たものだが、本作には多数の暗号が登場し、
それを解くための予備知識が必要となるため
文字のみの情報しかない小説だと理解するのが結構大変だった。
それが映像という何倍もの情報量になることでずいぶん理解しやすくなっている。

とはいえ、キリスト教に強く関係した話なだけに、
そのあたりの知識や予測が働かないと面白さが味わいにくい。

例えるなら「本当は怖いグリム童話」や
「『となりのトトロ』はホラーだった」のような内容で、
元々の本編は熟知しているという前提で、
それをもとに変わった解釈によって異なる結果を導き出すというフィクションなのだ。
そのため、キリスト教に関する部分、
特に「聖杯」「オプス・デイ」「最後の晩餐」「テンプル騎士団」などについて
多少、予習しておいた方がいいだろう。
(さらに冒頭での会話を楽しむためには「フィボナッチ数列」も知っておくとよい)

日本は宗教にそこまで執着しない国民性なので
作品に登場する人物たちが、そこまで命を賭けて行動する動機や
争いのもとになる理由がわかりにくいだろうが、
同じキリスト教でも様々な宗派や組織があり、
「イエス・キリスト」は信仰の対象として
絶対的な存在だということを理解しておかなければならない。

そのへんを踏まえた上で言えば、原作小説なかなり忠実な上に
よく2時間半という長さに綺麗に収めたと思う。
映像化そのものも非常に自然で、雰囲気や迫力も素晴らしい。
長い割に展開が多く、情報量も非常に多いが
会話の内容がどういう意味なのかをしっかり理解しながらついていけば
あっという間に最後まで観ることができる引きの強さがある。

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