大学を卒業したばかりでファッションにも疎い女性が
ファッション業界を牽引する超大手雑誌の編集長アシスタントに就く話。
冒頭で周囲から服装のダサさや身体の太さをバカにされる主人公は
観てる側からすると十分にスリムで綺麗に見えるのが難点だが、
傍若無人でわがまま放題のボスの要求をなんとかこなしつつ
その手腕が認められていく姿にホレボレする。
出てくる登場人物たちが
自分の仕事に自信とプライドを持っているのが魅力的。
その中で素晴らしく粋なセリフが登場するのも本作の特徴。
ただ、仕事で活躍すればするほど
自分が大切にしていたものを失っていく様子も描かれており、
特に、今の地位を維持するために
ひたすら孤独になっていく編集長の姿が切ない。
テンポがいいストーリー展開と、主人公のいろいろなファッションが楽しめ、
業界のトップで活躍するのがどういうことか実感させてくれる作品。
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