レビューブログ【レブログ!】

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書の感想(ネタバレなし)が7000件以上!


黒鳥ひなのマーケティングファイル<1~2巻>

ドン・キホーテやchocoZAPなど、
話題を集める企業やサービスについて
その戦略や特徴をマンガで解説したもの。


オールナイトライブ」や「おとなのしくみ」など
レポートマンガを手掛けてきた鈴木みそだけあって
真面目な内容なのに適度にコミカルで読みやすく、
マーケティングについてゆるい雰囲気で学ぶことができる。


1巻が2023年、2巻が2024年に取材した内容なので
時代が進むにつれて情報がすぐに廃れてしまう問題はあるが、
新しい商品やサービスを広く浅く学べる本。


【関連作品のレビュー】
オールナイトライブ(マンガ)
おとなのしくみ(マンガ)
アジアを喰う(マンガ)
(マンガ)
限界集落(ギリギリ)温泉(マンガ)
ナナのリテラシー(マンガ)
電子書籍で1000万円儲かる方法(書籍)
でんしょのはなし(マンガ)
アマゾンの方からきました(マンガ)
僕と日本が震えた日(マンガ)

ご成長ありがとうございます<1巻>

漫画家の女性が3人の子供や
夫との日常を描いたコミックエッセイ。


同作者の「マイペースと歩く」が良作だったので買ってみたが、
家族もののエッセイとしてはそれほど大きな特徴がなく、
関西弁によるツッコミが光る部分はあるが、
全体的には家族とのありがちな日常が描かれているだけ。


もともとSNSで掲載されていたものらしいので
このクオリティが無料で読めるなら素晴らしいと思うが、
単行本を買ってまで読むほどの価値は感じなかった。


【関連作品のレビュー】
マイペースと歩く

おとうさん、いっしょに遊ぼ<1巻>

育児に励む漫画家の男性が
子供とのやり取りや絵本に関する話を描いたエッセイ。


序盤は育児マンガのような印象を受けるのだが、
絵本に焦点を当てて掘り下げる場面もあり、
それぞれが興味を引く魅力的な内容なだけに
題材をどちらかに絞った方がよかったように思う。


同作者によるパリでの生活を描いたエッセイ
フランス人の妻との日常を描いたエッセイ
他人に薦めたくなる面白さがあったのだが、
本書はタイトルから想像するイメージと内容が食い違っていて
読者層を絞れていないように感じた。


【関連作品のレビュー】
パリ愛してるぜ~
かかってこいパリ
パリが呼んでいる
モンプチ 嫁はフランス人
私はカレン、日本に恋したフランス人

俺の人生を変えた育児

初めての子育てで幼い我が子に振り回される
夫婦の様子を描いたもの。


内容は悪くないとはいえ、
育児系のコミックエッセイはかなり多いので
題材になるネタがおおよそ既視感のあるものばかり。


SNSで人気だった内容を単行本化したということだが、
絵がかなり雑で汚いのが残念で、
ネット上で無料で読める場合は満足できても
有料で購入するマンガとしてはクオリティが低過ぎた。

ふたつのスピカ<全16巻>

小柄で気弱な性格でありながら
宇宙に行く日を夢見て熱意を燃やす少女の話。


宇宙飛行士を目指す前向きな主人公と
多くの被害者を生んだロケット墜落事故という世界観が
絶妙にマッチした独特な雰囲気を醸し出している。


本編では宇宙学校に通う若者たちを描きつつ、
巻末の短編エピソードで世界観を掘り下げていく構成も斬新で、
いろいろな登場人物の背景が徐々に明かされていく展開。


宇宙飛行士になるための勉強や訓練よりも
子供たちの友情や成長に比重が置かれたストーリーで、
SFというよりファンタジーやジュブナイルのような読み心地だった。


【関連作品のレビュー】
ふたつのスピカ(テレビアニメ)

放課後さいころ倶楽部<1~11巻>

人付き合いの苦手な女子高生たちが
さまざまなボードゲームやカードゲームに挑戦する話。


登場人物やストーリーは割と平凡なのだが、
カードやコマなどを介して複数人が競うアナログゲームにおいて、
「ごきぶりポーカー」や「カタン」など
実在する商品のルールや駆け引きを
マンガを通してテンポよく知ることができる。


アナログゲームを実際にプレイするとなると
それなりの値段のキットを買うだけでなく、
必要な人数のスケジュールを合わせて集まったり
独自のルールを理解したりと割とハードルが高いので、
そのあたりを気にせず擬似体感できるのはありがたい。


マンガとしての面白さはそこまでではないので、
アナログゲームに興味があるのに
プレイする環境が用意できない人向けの資料として。

マイペースと歩く<1~2巻>

周囲の目や感情をいちいち気にしてしまう女子中学生が
マイペースに生きるクラスメイトと交流していく話。


感受性の強い中学生ならではの初々しい感覚がリアルで
いちいち不安になってしまう主人公の心理もよくわかるが、
好みや気持ちを優先して正直に生きる少年のおかげで
徐々に視野を広げて成長していく展開が面白い。


達観した生き方が周囲を幸せにしていく様子は「町田くんの世界」、
それぞれが個性的ながらも思いやりと友情を感じる人間関係は
スキップとローファー」の作風に通じる部分があり、
中学生特有のモヤモヤした気持ちを
清々しい味わいに昇華してくれる良作。


【関連作品のレビュー】
ご成長ありがとうございます(コミックエッセイ)

武士道シックスティーン<マーガレットコミックス版・全4巻>

剣道にすべてを捧げる勝ち気な女子高生と
彼女に勝った経験を持つ天真爛漫な同級生の話。


同名の原作小説をマンガ化した作品のうち
尾崎あきらによるマーガレットコミックス版となるが、
実写映画と違って磯山香織だけを主人公にして
彼女の感情や悩みを掘り下げて描いている印象。


ただ、同じ部員同士ですら顔の区別がしにくいので
エピソードを理解する上で混乱するのが残念。
また、途中に挿入される4コマ漫画は
世界観やキャラクター像が崩れるので余計だったように思う。


剣道の技や練習よりも人間的な成長に重きを置き、
部活動に打ち込む女子高生の青春と友情を味わえる作品。


【関連作品のレビュー】
武士道シックスティーン(実写映画)

アビスレイジ<全8巻>

盲人であるにもかかわらず
人並外れた古武術の実力を身につけた少年が、
連れ去られた恋人を取り返すために
凶暴な人間を収監する敵施設で戦っていく話。


目が見えないという圧倒的に不利な状況で
立ちはだかる敵と激しいバトルをしていく様子が面白い。
いろいろなタイプの武道家が出てくるし、
それぞれのキャラクターも作り込まれていて読み応えがある。


一番の目的であるはずの恋人の存在感はとことん薄いが、
盲目であることをうまく活かした筋書きで、
いろいろな想いを抱えた異種格闘技戦が楽しめる佳作。

ラブレター

ある女性の子供として生まれることを望んだ魂の話。


輪廻転生する魂の方が母親を選ぶという設定は面白いが、
話の軸となる女性に魅力がなさすぎて感情移入しにくい。
善悪の判断を読者に問いかけるようなテーマだが、
本作の内容はどう考えても悪としか思えなかった。


魂が女性に惹かれた理由にも納得できるような根拠がなく、
「世界で一番素敵な人だと思った」「なんて綺麗な人」などと
見た目から感じた漠然としたイメージしか語られていないので、
せめて周囲の評価は低いものの人間的に尊敬できる部分があるなど、
選んだ理由に共感できるような流れが欲しかった。


魂が女性に執着する想いが理解できないまま
モヤモヤとした気持ちで読み終わる作品だった。