レビューブログ【レブログ!】

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書の感想(ネタバレなし)が6000件以上!


カラオケ行こ!

ある事情でカラオケを上達させたいヤクザが
合唱部の部長を務める男子中学生に歌の特訓を頼み込む話。


非現実な筋書きではあるが、
先の読めない展開で一気に引き込まれる。
ヤクザなのに妙に人懐っこい言動は新鮮だし、
たとえ相手が中学生でも、教えを請うなら
敬意を払って接するところに好感が持てる。


多少のアレンジはあるが、原作マンガに忠実な造りで
雰囲気を崩さずうまく実写化している良作。


【関連作品のレビュー】
カラオケ行こ!(マンガ)
ファミレス行こ。(マンガ)

経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。<全12話>

恋愛経験のないおとなしい高校生が
経験豊富なクラスメイトと付き合い始める話。


限られた友人としか話をしない目立たない主人公が
クラスの中でも存在の目立つギャルに告白したら
運良く付き合えることになるという話だが、
相手のことを思いやる気弱な彼氏と
明るくて何にでも喜ぶ彼女の言動が見ていて微笑ましい。


かなり王道な展開ばかりだが、
互いに一途で初々しいやり取りに
見ていて幸せになる作品。

名探偵コナン ハロウィンの花嫁

テレビアニメ版「名探偵コナン」の劇場版25作目で、
2種類の液体を混ぜることで
強烈な威力を発揮する爆弾を使った事件が起こる話。


いろいろなレギュラーメンバーが入り乱れるので
マンガやテレビアニメを追いかけているファン向けだが、
過去作品の中でもコナンが主人公らしく活躍する筋書きで
連続して訪れる緊迫した状況に引き込まれる。


犯人が1人で準備するには規模が大きすぎる仕掛けや
トラブルを解決する方法がめちゃくちゃだったりと
リアリティのなさは割り切って観る必要があるが、
足を引っ張るキャラクターがおらず、
全力で解決を目指す気持ちのいいストーリーが楽しめた。


【関連作品のレビュー】
名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(アニメ)
名探偵コナン 14番目の標的(アニメ)
名探偵コナン 世紀末の魔術師(アニメ)
名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(アニメ)
名探偵コナン 天国へのカウントダウン(アニメ)
名探偵コナン ベイカー街の亡霊(アニメ)
名探偵コナン 迷宮の十字路(アニメ)
名探偵コナン 銀翼の奇術師(アニメ)
名探偵コナン 水平線上の陰謀(アニメ)
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(アニメ)
名探偵コナン 紺碧の棺(アニメ)
名探偵コナン 戦慄の楽譜(アニメ)
名探偵コナン 漆黒の追跡者(アニメ)
名探偵コナン 天空の難破船(アニメ)
名探偵コナン 沈黙の15分(アニメ)
名探偵コナン 11人目のストライカー(アニメ)
名探偵コナン 絶海の探偵(アニメ)
名探偵コナン 異次元の狙撃手(アニメ)
名探偵コナン 業火の向日葵(アニメ)
名探偵コナン 純黒の悪夢(アニメ)
名探偵コナン から紅の恋歌(アニメ)
名探偵コナン ゼロの執行人(アニメ)
名探偵コナン 紺青の拳(アニメ)
名探偵コナン 緋色の弾丸(アニメ)
名探偵コナン 黒鉄の魚影(アニメ)
名探偵コナン(マンガ)
名探偵コナン 犯人の犯沢さん(パロディマンガ)
名探偵コナン 犯人の犯沢さん(パロディアニメ)


mclover.hateblo.jp

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僕の愛しい妖怪ガールフレンド<全8話>

面白半分で召喚の儀式を実行した大学生が
地獄に封印されていた妖怪の女性につきまとわれる話。


やたら勇ましい彼女に振り回されるコミカルな要素と
2人の関係が少しずつ深まっていく恋愛要素と
復讐の使命を果たそうとするサスペンス要素が
ほどよく融合していて面白い。


ただ、少し登場人物が多すぎる印象で、
あまり役立っていないキャラクターが
チラホラと目につくのは残念。
もう少し人間関係を整理した方が
それぞれの存在感を大きくできたように思う。


ずっと無愛想なのにかわいく見えるヒロインが魅力的で、
新鮮な世界観で気軽に楽しめる作品だった。

武器人間

武器人間

武器人間

  • カレル・ローデン
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第2次世界大戦でのソビエト軍において
救難信号を受信した部隊が人型の兵器に襲われていく話。


手持ちカメラの映像で構成されたPOV作品だが、
激しく揺れる上に一部しか見えないような構図が続き、
映像が頻繁にブツ切りになることもあって
登場人物や周囲の状況があまりにつかみづらく、
誰がどこで誰と何をしているのかが伝わってこない。


身体の一部を機械化したサイボーグたちのデザインは新鮮だが、
映画としてはかなり見にくい雑な造りで
話の流れや世界観がわかりにくい作品だった。

ロードハウス / 孤独の街<2024年公開版>

ロードハウス/孤独の街

ロードハウス/孤独の街

  • ジェイク・ギレンホール
Amazon

道路沿いのバーに用心棒として雇われた男が
次々とやってくるガラの悪い連中から店を守る話。


圧倒的なパワーで荒くれ者を排除しつつも
物静かで落ち着いた雰囲気の主人公が魅力的。
凄まじく鍛え上げられた肉体を活かし、
力でねじ伏せるようなパワフルなバトルが新鮮で、
プロレスを見ているような興奮が味わえる。


前半はスローペースでやや退屈だが、
一気に決着をつけるラストは見応えがあり、
単純な話なのに予想以上に楽しめた。

ある閉ざされた雪の山荘で

とある劇団に所属する7人の若者が
演出家の指示で山荘に集められる話。


あくまで演技のためという名目で山荘に留まっていて
雪や密室などはすべて架空の設定という点は新鮮だが、
ミステリーとしての引きがかなり弱く、
全体的に退屈でイマイチ没入感が低いのが残念。


最終的に明かされるオチは悪くないものの
その背景にある人間関係は割とつまらなく、
長すぎるクライマックスも含めて
劇中の盛り上がりほど熱くなれない作品だった。

ザ・キラー


作品情報:
https://www.netflix.com/title/80234448


自分の恋人を襲撃した犯人に復讐するため、
殺し屋の男が手がかりをたどっていく話。


殺し屋や復讐を題材にしている割に淡々とした作風で、
冒頭でおかしたミスが本筋に関係あるのかどうかハッキリしなくて
主人公が何をしようとしているのかという状況がわかりにくいし、
殺し屋としての実力がイマイチ伝わってこない。


同じく殺し屋の復讐劇を描いた「ジョン・ウィック」と比べても
迫力がまったく足りないし、主人公への感情移入もできない。
重厚な雰囲気が空回りするばかりで見応えのない凡作。

俺だけレベルアップな件<1~12話>

モンスター退治を職業とするハンターの中で
非常に弱くて落ちこぼれだった主人公が
あることをきっかけに強くなっていく話。


現実世界にファンタジー要素を混ぜた設定で、
異次元から侵入してくるモンスターを
特別な能力を持ったハンターたちが撃退するという内容。
本来であれば各ハンターの強さは固定されているが、
主人公だけがそれを強化できるところがポイント。


そういう意味で主人公のレベルアップが本作の醍醐味なのだが、
実際に成長する展開になるまで結構な話数がかかるため、
序盤は弱い状態が続くスローテンポなのが残念。
また、空中に表示されるシステム画面が英語表示な上、
短時間しか表示されないので読みきれないのもやや不親切な印象。


そのあたりを乗り越えて中盤まで進むと
主人公の強さと人柄を活かした活躍が面白くなってくるが、
無敵レベルに強すぎて危機感が薄いのが辛い。


立て続けにレベルアップする中盤は痛快なのだが、
そこに至るまでの前半と、強くなってからの後半が
いずれも退屈に感じてしまうというジレンマを抱えた作品。


【関連作品のレビュー】
俺だけレベルアップな件(マンガ)

ミスティック・リバー

同じ町で育った3人の男性が
ある女性が殺された事件をめぐって交錯する話。


割と人間関係が入り組んでいる点と
会話だけで状況説明される点がややこしいが、
謎を残したままいろいろな要素が
少しずつ絡み合っていく展開に引き込まれる。


事件の真相にギリギリまで近づいたところで
わずかな行き違いが起こり、
絶妙に嫌な後味が広がっていくのが本作の醍醐味。


2時間20分ほどと結構なボリュームだが、
悪趣味な筋書きに魅力を感じる人なら満足できる。


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