同じ町で育った3人の男性が
ある女性が殺された事件をめぐって交錯する話。
割と人間関係が入り組んでいる点と
会話だけで状況説明される点がややこしいが、
謎を残したままいろいろな要素が
少しずつ絡み合っていく展開に引き込まれる。
事件の真相にギリギリまで近づいたところで
わずかな行き違いが起こり、
絶妙に嫌な後味が広がっていくのが本作の醍醐味。
2時間20分ほどと結構なボリュームだが、
悪趣味な筋書きに魅力を感じる人なら満足できる。
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