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牧神の午後(ぼくしんのごご)

舞姫(テレプシコーラ)」を描いた作者による、
同じくバレエを題材にした短編集。

●牧神の午後
実在したバレエダンサー、ヴァーツラフ・ニジンスキーの半生を描いた作品。
彼のスゴさが味わえる前半は非常に面白く、
いかに他のダンサーと差があったかが素人でもしっかり理解できる。
しかし後半は説明のためのナレーションばかりが先行し、
場面場面がブツ切りで紹介されているだけなのが残念。

●黒鳥 -ブラック・スワン-
ややコンプレックスを持った女性ダンサーが主人公の話。
次々と現れる優れたダンサーや
周囲からの見られ方による自分の変化が面白い。
こういった人間臭いキャラクターを描くのがうまい。

●瀕死のバレエ発表会
●BALLET STUDIO拝見
作者自身のバレエにまつわるエッセイマンガ。
両方ともに面白く、バレエに興味があってもなくても
リアルな体験を基にしたエッセイが面白い。
作者自身の姿が非常にマンガ的な描かれ方をしているので
他の登場人物と同じような頭身で描いて欲しかった。

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