東京の郊外にマイホームを持つ家庭の隣に
美しい女性が引越してくるところから始まる。
美人だが謎めいたところが多く、
これまでに築かれていた人間関係の中にするりと入ってくるなど
抜け目のないところは面白い。
ただ、話のテンポが異様に遅く、
3話目を終えても何も始まっていないし、何も説明がないまま。
隣人の意図や正体がわからないまでも、
せめてもっと主人公の家庭を脅かす動きや
大きな事件が起こって欲しいところだが、
あまりにも起伏のない展開に退屈してくる。
隣人がもっと巧みに陥れてきたり、
感心するような策略を見せてくれればいいのだが、
簡単に目撃されたり証拠が残るような行動ばかりで
なんとも恐怖感が薄い。美しさを活かした怖さが欲しかった。