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擬態うつ病

擬態うつ病 (宝島社新書)
林 公一
宝島社
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インターネット上でもさまざまな質問に答えている精神科医の林公一が
「擬態うつ病」と名付けた症状についての本。

鬱病が病気として有名になり、
症状や患者との接し方、治療法についても広まってきたが、
それに伴い、鬱病という診断を逆手にとって
仕事や学校を休んだり、周囲への自分に対する接し方に文句を言ったりして
自分の義務を果たさず、自分の要求を通すために
鬱病という病気を言い訳に使う人、
つまり「鬱病を擬態している人」が増えている、という内容。

鬱病に関して詳しくない人にもわかるよう、
まず実際の鬱病の症状や治療法、事例などを
非常にわかりやすく説明している。

そして本人の自覚の有無は別にして鬱病を装った「擬態うつ病」の例や
本来の鬱病との違いなどが整理して説明される。
個人的にもそうした「擬態うつ病」に当てはまる人を何人も見たことがあるし、
その特徴を的確に捉えている説明にも感心する。

インターネット上の質疑応答でも見て取れるが
林氏の理論的で明確な説明が素晴らしい。
とにかく読みやすい文章で、本として単純に優秀。
鬱病に詳しくない人や、
「擬態うつ病」らしき人と接する機会のある人にぜひ読んで欲しい。

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