製品発表直前のスティーブ・ジョブズが
周囲の人々と接する様子を描いた伝記映画。
ジョブズの生い立ちや製品開発の苦労を描くのではなく、
プレゼンテーション直前の場面だけを抜き出して描いているのが斬新。
1984年のMacintosh、1988年のNeXTcube、1998年のiMacと
ジョブズの節目となる商品に関して見せていく。
他の資料でもわかる通り、
かなりとっつきの悪い自分勝手な性格なため、
観ていても居心地のいいものではないが、
製品やプレゼンへのこだわりが垣間見えるとともに、
時間の経過とともに周囲の人間に対しての
接し方が変わるところも興味深い。
本番に向けてギリギリまで練り上げたプレゼンが
結局どんな風だったのか気になるので、
プレゼン本編も再現するか、実際の映像を挿入して欲しかった。
ジョブズの経歴や人間関係などはほとんど説明されないため、
書籍などで予習した人でないと意味がわからないだろう。
それぐらいジョブズのことを知り、興味を抱く人をターゲットにした作品。
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