素行の悪い生徒やセクハラ、イジメなど
問題の多い高校での英語教師を主人公としたサイコホラー。
不快な登場人物が頻出して序盤はイライラさせられるが、
それらがすべて報われる展開になっており、必要だった要素だと納得した。
ややスロースタートな作品なので、最初は何の話かわからないが、
ジワジワと予兆があり、容赦ないホラーが楽しめる。
邦画にありがちな甘さは一切なく、壮絶な展開と演出が素晴らしい。
教師陣に対して生徒側の印象と特徴が薄く、
男女ともにあまり顔の見分けがつかなくて少し混乱させられた。
非常にテンポもよく、無駄なところが何もない見事な流れで
2時間余りの時間が一気に終わる印象。
「告白」や「冷たい熱帯魚」などに通じる強烈さで、
とことん突っ走ったホラーが好きな人にオススメ。
【関連作品のレビュー】
悪の教典 -序章-(ドラマ)
後味が悪すぎる49本の映画(書籍)
mclover.hateblo.jp