あるきっかけで交流を持った隣人が
実はテロリストではないかという疑惑にかられる話。
大学でテロリズムの講義を持つ男が
隣人のわずかな言動のズレから不審感を持ち始めるが、
練りに練られた見事な脚本に舌を巻いた。
自分の疑念を確かめるために全力を尽くす主人公が
どんどんと周囲から孤立していく恐怖感が素晴らしい。
やや複雑な家族構成さえ理解してしまえば
緊迫感を維持したまま最後まで目が離せなくなる。
何が真実なのかわからなくなる見事なサスペンス。
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