人間によって動植物がどういった影響を受けるのかを
中学生にもわかりやすく解説した本。
人間社会が環境にダメージを与えることは知られているが、
人間の生活が生き物にどういった変化を与えるか、
ペットや家畜がどういう生き方を強いられているかなど、
動物との関わりを掘り下げて説明していく。
あくまで中立的な立場の筆者で、
極端な環境保護や利益追及に偏らず、
客観的な視点で人間と動物との関係が理解できるのがよい。
都市開発や食材提供の整備が進み、
動物の犠牲が生活を支えているという意識を持ちにくくなったが、
野生動物や植物、家畜やペットなどの存在意義を再認識させてくれる。
年齢を問わずにオススメできる良書。