将棋の才能に長けながらも
いろいろな悩みを抱える高校生棋士の話。
同名のマンガを原作とする実写化作品で、
前後編とも2時間20分ほどの長編になっている。
キャラクターによってバラツキはあるものの
原作の雰囲気をうまく再現したキャスティングで、
主人公の生い立ちや将棋を取り巻く人間関係など
結構なボリュームがテンポよく描かれている。
ただ、後編のイジメの話などはあまりにも短くされていて
話の重みや醍醐味がなくなってしまっているのは残念。
また、設定やストーリーが全体的に重い内容ので
マンガのような勢いあるノリや笑いが表現できない実写版では
ひたすら暗くて辛気臭い仕上がりになってしまった。
原作やアニメ版で本作の面白さを知っている人向け。