小柄な体格ながら類い稀な才能を持つ主人公が
廃部寸前の弱小相撲部に入り、
仲間を集めて強くなって行く話。
めちゃくちゃにテンポが早く、
ごく短時間で大会が終わったり、
いつの間にか新しいキャラクターがいたりするが、
ダレる暇のないそのスピード感が気持ちいい。
「はじめの一歩」のような熱さを感じる作品で、
相撲に興味がない人でもグイグイ引き込まれ、
努力と熱意が報われていく展開が痛快。
相撲という珍しい題材を扱いながら
演出のうまさと抜群のテンポで
誰にでも楽しみやすいスポ根ものに仕上げた良作。