群馬県近辺の峠道において
ドリフトなどのテクニックを駆使しながら
いかに速く走り抜けるかを競う走り屋の話。
主人公が乗る「ハチロク」を一躍人気車種に押し上げた作品で、
古くてパワーのない車でありながら
ドライバーの卓越したテクニックで
次々とライバルを蹴落としていく気持ちよさが味わえる。
人物の絵やキャラクターの作り方はイマイチだが、
峠道を疾走する車の迫力は素晴らしい。
個性的なライバルが次々と現れ、
勝負までにさんざん盛り上げた上で
主人公が叩きのめすという展開が痛快。
天性の素質を持っているのに車に興味がない主人公ということもあって、
走り屋関係の知識がなくても楽しめるようになっている。
ひとつひとつの戦いが適度なボリュームで
テンポのいい戦いが味わえる良作。