母親の育児放棄によって
部屋に取り残された幼児の様子を描いたもの。
実際にあった事件をベースにしたものだが、
中盤以降の長女の様子が
あまりにも健気で見ていられなくなる。
頼れる存在がいなくなった状態で
泣くでも叫ぶでもなく過ごしている様子が痛々しい。
シングルマザーの生活を覗き見る描写がやたらリアルで、
こういった生活を強いられている子供が
実際にいることをうかがわせる。
辛い思いをするばかりの作品なので人を選ぶが、
実際の事件を再現したものとしてはかなり完成度が高い。
【関連作品のレビュー】
後味が悪すぎる49本の映画（書籍）
