足を骨折したせいで暇を持て余す男性が
窓から見える向かいのアパートで起こった
不可解な出来事を目撃する話。
全編にわたって主人公のいる部屋と
その窓から見えるアパートの様子だけを映したもので、
代わり映えしない画面が延々と2時間近く続く上に
ゆっくりとしたテンポで進むのでかなり退屈。
肝心の事件についても真相がハッキリと描かれないのだが、
そういった終わり方を楽しめる人以外にはモヤモヤするばかり。
かといって実際に殺人事件だったとすると
筋書きがあまりに単純すぎる。
アルフレッド・ヒッチコックが手がけた名作と言われているが、
1955年という古い作品ということもあってか
特にインパクトを感じる部分がなかった。
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