東京の片隅にあるディープな街・赤羽(あかばね)で
作者が実際に出会ったさまざまな店や人をまとめたエッセイ。
東京23区内ではあるものの、
ほとんど埼玉県であるようなイメージを持たれる赤羽で、
やたら個性的な住民たちが次々と紹介されている。
絵はそれほどうまくないのだが、
現地レポートとしてのリアリティや緊張感が伝わってきて
どんどん読み進めてしまう中毒性がある。
普通なら絶対関わりたくないような怪しい店や人に
嬉々として絡んでいく精神力には感心する。
次々と登場する正体不明の人たちに
妙な好奇心が刺激されるコミックエッセイ。
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ゴハンスキー