身体の各部位を魔物に奪われた主人公が
旅をしながらそれらを取り返していく話。
身体を取り戻すための戦いを描きながらも
1話完結型のエピソードで構成されていて非常に見やすい。
それぞれの登場人物にきちんと魅力があり、
毎回、深く感情移入してしまう。
容赦なく敵を斬りつけていく戦闘シーンは迫力があるし、
主人公の圧倒的な強さが痛快で惹きつけられる。
心苦しいエピソードが多いものの、
明るくて元気などろろの言動に救われる。
1967年という古い作品を原作としながらも
誰にでも観やすい現代向けの内容に仕上げられている。
最初から最後までしっかりと楽しめる傑作。