秦軍に加わった主人公が5人チームの一員として
敵に攻め込んでいく話。
前作は非常に没入感が高くて面白かったが、
今回はチームの一員として行動する流れなのに
指示を効かずに単独で自分勝手に動く様子が
かなり無茶苦茶に思えてしまった。
上官に対してやたら無礼で生意気な態度を取ったり、
敵のど真ん中に飛び込む無謀な戦い方をするのは
マンガだと気にならなくても
実写だとリアリティに欠けて感情移入しにくい。
羌瘣(きょうかい)の過去が語られる場面も
時間をとりすぎて退屈に感じるし、
全体的に映画としてはカタルシスが弱かった。
まだまだ続きそうな終わり方だったが、
60巻以上も続く原作をすべて映画化するのは無理なのだから、
単体で楽しめるエピソードをうまく抜き出して欲しかった。
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