いろいろな悩みから鬱病を発症し、
なんとか復帰しようともがいた日々をまとめたもの。
同じような症状の人にも参考になるエッセイかと思ったが、
海外に行くというレベルも含めて
やりたいことをすぐ体験することが許されているのは
かなり恵まれた境遇のように感じる。
また、ひたすらネガティブで生産性のない状況でも
ずっと支えてくれる彼女や家族がいるのも大きい。
お金や支えの面でかなり都合良くいったパターンなので
同じような悩みを持つ人やその家族の参考になる本ではないが、
鬱病や統合失調症を患ったときの心情がリアルに描かれているので
彼らがどんな気持ちで過ごしているのかを知りたい人向け。