同名のマンガを実写化したもので、
凄腕の殺し屋が組織内のいざこざ解決に手を貸す話。
銃撃や格闘戦のアクションは悪くないが、
たくさんの登場人物が一気に出てくるため、
原作を知らない人には人間関係が把握しづらく、
誰がどの派閥に所属していて
何のためにモメているのかがわかりにくいだろう。
また、個性的なキャラクターを増やしすぎていて
それぞれが衝突してしまっている。
肝心の妹ヨウコについても
その有能さが伝わってこずに空回りしている。
原作では主人公の活躍に爽快感を感じるのだが、
本作は誰も殺さないというルールを守るために
妙に野暮ったい戦い方になっているのが残念。
オープニング部分は原作の雰囲気に近かっただけに、
それ以降もストーリーやキャラクターを改変せず、
そのまま実写化して欲しかった。
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