1年間休業することになった凄腕の殺し屋の日常を描いた話。
圧倒的な戦闘技術がありながら一般人の言動を身に付けていない主人公は、
殺しのプロでありながら日常生活のアマチュアという感じで
次に何をやらかすかわからなくて面白い。
人間離れしたアクションばかりを楽しみたいなら「殺し屋1」の方がいいが、
本作の魅力はキャラクターの愛らしさにある。
類まれな技術を身につけた殺し屋なのに
妙にほのぼのとしたやり取りが楽しい。
また、緊迫感のある状況下で
主人公が見せる圧倒的な強さは非常に爽快感があり、
感情移入しやすいキャラクターもあって没入感が高い。
単なる凄腕の殺し屋を描くのではなく、
のんびりした独特の雰囲気との組み合わせで
個性的な作風に仕上がった良作。
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