多くの人が加入している医療保険や生命保険について、
その必要性・有益性が低いことを解説したもの。
家族を持ったり年齢を重ねると民間保険に入ることが当たり前で
それこそが1人前という印象があるが、
健康保険を中心とする社会保障制度がカバーする範囲や
実際に個人が負担する金額を考えると
実はほとんどの人にとって必要ないことがよくわかる。
イメージや感情的なものを除外し、
それぞれの理屈が数値データに基づいた
客観的な視点によるものなのも説得力がある。
介護保険や貯蓄型保険についても言及されており、
不安を煽って入会を迫る保険会社の販売戦略に対して
冷静な判断ができるようになる1冊。