新型のウイルスが世界中に蔓延する中、
なんとか生き残った南極基地の隊員が生き延びようとする話。
人々がパニックに陥る様子や医療崩壊の描写などは
2020年に世界中で猛威を振るった
新型コロナウイルスの様子と酷似する部分があり、
妙な現実感があって非常に怖い。
日本映画でありながら大半の登場人物が外国人で、
世界全体の危機的な様子を見事に描いており、
絶望的な状況をどう乗り越えていくかという展開に惹きつけられた。
起こりうるいろいろな問題が非常にリアル。
1980年の作品だがかなり贅沢な造りで、
世界の終末を題材にしたものの中でも完成度の高い良作。