教師や親からの抑圧に耐えかねた中学生たちが
学校をボイコットして廃工場に立てこもる話。
原作小説ではもっといろいろな要素が描かれていて
主人公たちの反乱に共感できるものがあったのだが、
本作では単に家出をして施設を不法占拠しているだけという印象。
厳しい校則や体罰があった時代とはいえ、
中学生のやっていることも過激派と変わらない。
反抗期を迎えた中学生たちが
わがまま全開に騒ぐだけのハチャメチャ映画で、
身勝手な主人公たちにまったく感情移入できなかった。
【関連作品のレビュー】
ぼくらの7日間戦争(2019年公開アニメ版)